令和3年になり、私は「学び直し」を始めた。
例えば、プログラミング。
この点、従前の私もプログラミングを活用していた。
具体的には、シミュレーションを行う・データを収集する・収集したデータの解析をする、といったことをしていた。
しかし、「時間をある程度投入して入門書等を通しで読み、プログラミングを学ぶ」ことをほとんどしていなかった。
そこで、令和3年になったのを機に、「入門書等を最初から最後まで通しで読むことで、プログラミングの勉強をする」ことにした。
もちろん、「単に読む」だけではなく、「本に書かれてあるプログラミングのコードを写経し、実際に動かす」ということもやっている。
現在、2月が終わって3月になった。
その間に、PERLとC++を学び直した。
PHP・SQL・PYTHON・RUBYを新たに学んだ。
さらに、データベースやウェブについても学んだ。
本を通しで学習した感想は「私は何も知らなかったな」ということであった。
確かに、これまでも様々なプログラムを組み、自分のしたいこと・自分に必要なことをしてきた。
しかし、私が学んだのは自分の目的に必要な部分だけ。
得た知識は断片化されたままだった。
今回、「一冊を通しで学習する」ことで「柱」のようなものができた。
そして、断片化されていた知識と知識がリンクするようになった。
今後も柱を強固なものにすべく、リンクを強化すべく、精進していきたい。
もちろん、学んだ言語の具体的な活用方法は決まっているので、アウトプットしていくことも忘れない予定である。
学び直したものはプログラミングだけではない。
「統計学」についても学び直している。
確かに、私は大学1年生のときに「統計学入門」という名の講義を受け、その講義の単位を取得した。
また、そのときに買った統計学の教科書は何回か読んだ。
さらに、統計学を用いたアウトプットをこれまでもしてきた。
しかし、先日、『統計学が最強の学問である』(西内啓、2013、ダイヤモンド社)という本を読んで私はショックを受けた。
というのも、この本によると、私がしてきたことは「19世紀になされていたレベル」に過ぎず、「21世紀にすること」として著しくお粗末だったからである
(私がいた世界では「19世紀からなされたいたこと」すらなされていない状況であり、私がやった「19世紀レベルのこと」でさえ価値があったわけだが)。
そこで、「統計学」を学び直すことにした。
その結果、大学1年生レベルではあるものの色々な知識を蓄えることができた。
せっかくなので、「統計検定」の2級を取る予定である。
また、学び直した統計学の知識は既に活用している。
現在、行っている調査等について学んだ知識をフル活用している。
以前の私の統計学のレベルは19世紀だったが、今は20世紀半ばにはなった、とは思いたい。
そして、学習とアウトプットを重ねることで、21世紀のレベルまでもっていく予定である。
プログラミング・統計学の他、学び直しているものとして「日本の歴史」がある。
この点、私は高校のときに日本史を選択し、センター試験でも日本史で受験した。
また、個人としても日本史は好きである。
歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」はやりまくっていた時期があったし、大河ドラマを見ていた時もある。
しかし、これまでの私は「物語を楽しむ」・「受験に活用する」という意味でしか歴史を活用していなかった。
そこで、「歴史から教訓を引き出す」という目的意識をもって歴史を学び直している。
というのも、日本人がしてきた失敗と自分のしてきた失敗との間に共通項があることに気付いたので、日本史を学び、歴史上の失敗を学ぶことで自分の今後の人生に活かすことができると考えたからである。
なお、学び直した内容はこのブログにまとめる予定でいる。
そうすれば、学んだことが無駄にならないし。
最後に。
今回の学び直しにあたり、私は「アウトプット」を意識するようにしている。
また、「目的」・「目標」を意識するようにしている。
この点、私は「知識欲のかたまり」の人間である。
よって、「何かを知る」ことそれ自体から膨大な快楽を得ていた。
今回も「学習によって何かを知ること」から膨大な快楽を得ている。
しかし、「得た知識を活かす」意識が極めて乏しかった。
例えば、少し前に「簿記3級」と「簿記2級」の資格を取った。
詳細は合格レポートのとおりである(2級については近いうちに書く)。
確かに、簿記3級の資格を取る際、「学習目的」はあった。
しかし、「簿記3級の知識の活用方法」については抽象的にしか把握していなかったうえ、意識も希薄だった。
そこで、今回の学び直しにあたっては、「学習した知識をどこで活用するのか」・「学習コストをどうやって回収するのか」をできるだけ意識し、具体化するようにしている。
そういう意味で去年までと今年からとで学習のスタンスが違う。
その違いがどう出るか。
その結果についても目を光らせ、その結果をこのブログに書く予定である。