薫のメモ帳

私が学んだことをメモ帳がわりに

チャレンジ

プログラミングから縁が遠くなる

最近、感じる。 プログラミングとの縁が遠くなったなあ、と。 この点、2022年7月から私の生活は変わった。 そして、2023年10月から私の生活はそれまでと比べてさらに大きく変わった。 この生活環境の変化によって、「社会生活上の要請により学ぶ…

『歎異抄』を読む

『歎異抄』という文章がある。 ja.wikipedia.org 私はかなり前に『歎異抄』を図書館で借りて読んだ。 ただ、最近、次の書籍と縁があり、『歎異抄』を再び読むことになった。 私訳 歎異抄(たんにしょう) (PHP文庫) 作者:五木 寛之 PHP研究所 Amazon さて、こ…

三段階審査論とリスクベース・アプローチ

今回はふと気づいたことをメモに残す。 なお、このことは多くの人はなんとなく気付いていることでもある。 「司法試験の過去問の再検討」で見てきたが、「憲法上の権利の制限に対する合憲性の検討」において用いられる重要な考え方にいわゆる「三段階審査論…

法令の条文にあたる意味 4

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 前々回と前回は「法令の適用」にポイントをあてていたため、話の軸が司法試験にあった。 しかし、今回の話は司法試験だけではなく、マネロン対策に話を戻す予定である。 6 判例の重要性 まず、前々回…

法令の条文にあたる意味 3

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 今回も「法令の適用に工夫が必要な場面」の具体例についてみていく。 5 機械的に法令を適用できない具体例_後編 前回、機械的に法令を適用できないケースの2つを見てきた。 今回は残りの2つを見て…

法令の条文にあたる意味 2

今回はこの記事の続き。 hiroringo.hatenablog.com なお、私が司法試験(昔のシステム)に合格したころ、参考書(学説・理論)よりも条文の重要性について触れいている司法試験(現行のシステム)の合格体験記があるため、その文章のリンクを貼っておく。 も…

法令の条文にあたる意味 1

0 はじめに 現在、私はこのブログで「犯収法とその関連法令の条文を読むことにより、マネロ対策(AML/CFT)について勉強して、そのプロセスをこのブログで公開する」という作業を行っている。 hiroringo.hatenablog.com 当然のことではあるが、AM…

マネー・ローンダリング等の勉強を始める 6

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 犯収法の条文を通じて、マネロン対策(主にAML/CFT)についてみていく。 9 犯収法第4条の構造 前回までで、犯収法と犯収法施行令と犯収法施行規則の紐づけは完了した。 そこで、今回から犯罪…

マネー・ローンダリング等の勉強を始める 5

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 犯収法の条文を通じて、マネロン対策(主にAML/CFT)についてみていく。 8 犯収法と犯収法施行令に犯収法施行規則を紐づける 前回までで犯収法と犯収法施行令の紐づけは完了した。 今回は、こ…

マネー・ローンダリング等の勉強を始める 4

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 犯収法の条文を通じて、マネロン対策(AML/CFT)についてみていく。 7 犯収法に犯収法施行令を紐づける 前回、法律上記載された具体的なマネロン対策を見ていく前に、犯収法・犯収法施行令・犯…

マネー・ローンダリング等の勉強を始める 3

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 犯収法の条文を通じて、マネロン対策(AML/CFT)についてみていく。 6 犯収法を整理する 前回は、犯収法の第2条と第3条を見てきた。 そして、今回は犯収法の第4条を見ていくつもりであった…

マネー・ローンダリング等の勉強を始める 2

3 前回と今回とで間が空く 前回、「マネー・ローンダリング対策の勉強を始めた」旨書いた。 そして、犯収法第1条の条文を確認した。 hiroringo.hatenablog.com このシリーズ、「続けていこうかなあ」と考えていたけれど、次のマネロン資格を取ったり、色々…

司法試験の過去問を見直す 総括

これまで、私は司法試験の二次試験の論文式試験の憲法第1問の過去問をみてきた。 hiroringo.hatenablog.com 検討した過去問は平成元年度から平成20年度(合格した年)の20問である。 そこで、15年振りにこれらの過去問を見直した感想を残しておく。 …

「継続的に資格を取る習慣」の想定しなかった展開

2019年、令和の時代になってから、私は「勉強習慣の確立」を企てて資格を取ることにした。 そして、令和元年から令和4年までの4年間で次の7つの資格を取得した。 hiroringo.hatenablog.com hiroringo.hatenablog.com hiroringo.hatenablog.com hirori…

大学で研究・学習したことの社会生活上の効用

最近、私は社会的要請に応じる形でマネー・ローンダリングの勉強をしている。 その勉強のアウトプットとして、金融財政事情研究会の「AML/CFTスタンダードコース」という資格を取ったことは、少し前のメモブログで述べたとおりである。 hiroringo.hat…

ビデオニュース・ドットコムの年末恒例丸激ライブに参加する

先週末の12月17日、私は次のイベントに参加した。 www.videonews.com このイベントの主催者、「ビデオニュース・ドットコム」のインターネット番組「丸激・トーク・オン・ディマンド」は、私が約20年以上聴き続けているインターネット番組である。 こ…

「AML/CFTスタンダード」の資格を取得する 後編

今回はこの記事の続き。 hiroringo.hatenablog.com 「AML/CFTスタンダード」を得るための勉強や試験を通じて考えたことを書き残していく。 6 試験の難易度について 試験の難易度を考慮した場合、この試験はそれほど大変な試験ではなかった。 後付け…

「AML/CFTスタンダード」の資格を取得する 前編

0 はじめに 先日、「マネロンの勉強をしよう」という記事を書いた、気がする。 hiroringo.hatenablog.com そして、昨日、金融財政事情研究会(いわゆる「金財」)の「AML/CFTスタンダード」という資格をCBT形式で受験し、普通に合格した。 そこで…

マネー・ローンダリング等の勉強を始める

0 はじめに 私は、最近、マネー・ローンダリングに関する勉強を始めている。 ja.wikipedia.org この勉強は実社会生活上の要請に迫られてのものである。 そこで、勉強の成果を一定の形にするべく、何らかの資格を取っておこうと考えている。 まあ、現実の社…

TOEICに狙いを定める

昨日、ビジネス実務法務検定試験の2級に合格した旨のブログの記事を起案した。 hiroringo.hatenablog.com 前回も述べたが、この資格は対外的必要性に応じて取得したものである。 その意味で、趣味の延長線上で取得したこれまでの資格とは異なる。 ところで…

ビジネス実務法務検定試験の2級に合格する

0 はじめに 先月、「ビジネス実務法務検定を受けることにする」というブログ記事を起案した。 hiroringo.hatenablog.com そして、6月29日の今日、鈍行電車で40分ほど揺られて試験会場(テストセンター)へ行き、この検定試験を受けてきた。 この点、今…

ビジネス実務法務検定を受けることにする

0、ビジネス実務法務検定を取ることにする ちょっと考えるところがあり、「ビジネス実務法務検定試験」を受けることにした。 現時点で受験しようと考えているのは「2級」である。 kentei.tokyo-cci.or.jp この点、「刺客取得の目的との関連性を考慮すれば…

旧司法試験(二次・論文・憲法第1問)の過去問検討の効用

去年、私は『痛快!憲法学』の読書メモを作成した。 痛快!憲法学 (痛快!シリーズ) 作者:小室 直樹 集英社インターナショナル Amazon hiroringo.hatenablog.com この本を読書メモにした理由は、「憲法の前提について非常にわかりやすく書かれており、一度その…

読書と読書メモの効用

去年からこのブログを開設し、「読書メモ」を作成することにした。 この「読書メモ」と「旧・司法試験の二次試験の論文式試験の憲法第1問(人権)の過去問の検討」がこのブログの二本柱である。 そして、このブログを開設して約2年が経過し、約240個の…

PYTHONでFIZZBUZZプログラムを書く

0 はじめに 約15か月前、「FIZZBUZZプログラムを書く」という課題にチャレンジしたことがあった。 hiroringo.hatenablog.com hiroringo.hatenablog.com 上の2つのブログの記事を起案したとき、主として用いたプログラミング言語はPERLであっ…

Python3エンジニア認定基礎試験合格体験記

少し前、Python3エンジニア認定基礎試験(長い試験名である)を受験する旨宣言した。 hiroringo.hatenablog.com そして、5月30日の月曜日、この試験を受験して、合格した。 そこで、忘れぬうちにこの試験のことと付随する事項について振り返る。 …

「痩我慢の説」を意訳する その12(最終回)

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 今回も「私釈三国志」風に「痩我慢の説」を意訳していく。 なお、今回が最終回である。 36 第三十二段落目を意訳する 前回の第三十一段落で榎本武揚の行為に関する論評が終わった。 残りはまとめの部…

「痩我慢の説」を意訳する その11

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 今回も「私釈三国志」風に「痩我慢の説」を意訳していく。 32 第二十八段落目を意訳する 最初は、第二十八段落を意訳する。 具体的には、「蓋氏の本心は、今日に至るまでもこの種の脱走士人を見捨て…

「痩我慢の説」を意訳する その10

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 今回も「私釈三国志」風に「痩我慢の説」を意訳していく。 と言いながら「私釈三国志」さが全然出せていない。 私の修行が足りないところであるが、修行中ということでご海容願いたい。 28 第二十四…

「痩我慢の説」を意訳する その9

今回はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com ここまで「私釈三国志」風に「痩我慢の説」を意訳してきた。 今回も前回と同様、勝海舟への一連の論評について私が考えたことをまとめたい。 なお、前回のメモを公開したのは1月26日。 だいぶ期間が…